10月12日日暮里富士見坂からダイヤモンド富士が観測されました。
不忍通りに建設中のマンションが完成すれば、富士見坂から富士山は完全に見えなくなるということで、マスコミも多数来ていました。
長い年月の間、ここに住むどれだけ多くの人がここから富士山の眺めを楽しんでいたことでしょう。
地元住民が反対するのもわかります。
写真は「騒動」の40分後、誰もいなくなった富士見坂。
写真をクリックすると更に大きく見られます。ぜひ大きくしてお楽しみください。
西日暮里駅を降りて坂を登る登る。
太陽が富士山にかかる16時21分に間に合うか間に合わないといったところ。
前回よりも更に遅い到着だ。
だいたいのカンでカメラの露出はセットしてあり、着いた瞬間に撮影できる状態にはなっている。
走るのみ。
到着した。すぐさま撮影に入る。
しかし、見ない。見えない。
人が多すぎる。
さらに追い打ちをかけるようにマスコミのカメラマンが脚立に乗って視界を塞いでくれている。
建設中のマンション以外に富士の眺望を遮るものがあろうとは。。。
右往左往。つま先立ち。
1枚シャッターを切った。
まだ太陽は富士山にかかっていなかった。
太陽が富士山にかかった。
突然カメラを頭の上に掲げ撮り始める人が。
でも、その手を下げる瞬間が必ずある。
こちらはそこでシャッターを切るしかない。
こうなる時も多々ある。
入ってる!
しかし次の瞬間、こうなる(笑)
太陽に完全に隠れたあと、落ち着きを取り戻して混雑ぶりを撮影する。
ライブビュー機能でカメラを頭の上に持って行き撮影した。
東京新聞のK野カメラマンを発見。
脚立を貸してもらう。
どういう状態か少しはお分かりいただけると思う。
その間、K野カメラマンはバシャバシャ私のことを撮っている。
メモ帳を取り出したので、私からコメントをとるのかと思ったら、速攻若い女性のところへ行った。
K野カメラマンに「明日の朝刊1面楽しみにしているよ」と言ったが、その通り1面掲載となった。
人々がぞろぞろと引き揚げていったので、前の方に出てみた。
夕暮れの富士見坂。それを見る子供。なんかいい。
バイクが路面を照らす。
車両の通行が解除された。
小さな子どもを抱っこして、富士山をじっと見つめている母親の姿が印象的だった。
この先なくなるであろうこの光景を、子供とともに目に焼き付けようとしているように見えた。
車が上がってきた。
狭い道なので端によける。
見物人もいなくなった。
最後に来て最後までいる私。
さらに前に行く。
富士見坂の街灯が富士山を型どっていることに今気づいた。
富士山が見えなくなっても、この街灯と富士見坂の名前はずっと残るのだろう。
いい雰囲気だ。
車が下りていく。
あれ、富士見坂は一方通行ではなかったのか?
ま、いい。それは今後のお楽しみとしよう。
17時20分、到着してからちょうど1時間。撤収する。
掲載写真を商用利用する場合は
こちらまでご連絡ください。
人気ブログランキングへ