この夏、葛西臨海公園で絶滅危惧種のコアジサシのひなが誕生しました。
1999年に開園以来22年ぶりのことだそうです。
写真のひなは6月に撮影したもので、すでに巣立ちしていますが、
今でもかわいいひなや、卵をあたためているシーンを見ることができます。
コアジサシのひなをみにさぞたくさんの人が来ているかと思いきや
常時カメラマンが2〜3人いる程度です(笑)
卵を踏まないように巣の周辺をコーンで囲んであり、
ひなとの距離は20メートルくらい。
フルサイズのカメラで600mmに2倍のコンバーターをかまして撮りました。
レンズががたがた振り動かされ、立っていられないほどの強風、
それも湿度をたーっぷり含んでいて、機材も悲鳴をあげていました。
さらに上からの日差しに加え、砂浜からの照り返しと人にとっても極めて厳しい環境でした。
ふだんひなは親の羽の中に隠れているので、ほとんどの時間は「待ち」です。
親が魚をくわえてきたときだけひなは姿を見せるので
プチパニック状態で、必死にピントを合わせシャッターを切るんです。